« ますだまつりがやってくる! | トップページ | 前説芸のなせる業 »

2005年12月 7日 (水)

M-1グランプリ ここまでのおさらい

『M-1グランプリ』準決勝のチケットが取れませんでした~(号泣)。当日券を狙う皆様、共に頑張りましょう。というわけで、次は生で見られるかどうか分からないので、ここまで私が見てきた『M-1グランプリ』を振り返ってみたいと思います。

今まではテレビでしか見たことのなかったこの大会でしたが、今年『M-1グランプリ』を1回戦から見ようと思ったきっかけはハリガネロックでした。結成10年を迎える2人がアマチュアやあまり実績のない人たちが大半の1回戦で、どんな漫才をするのかになぜかすごく興味がわいたのです。

実際に会場に行ってみると、観覧だけが目的のお客さんは本当に少ないし、出場者は思い出作りみたいな人や気持ちだけが先走ったような人もずい分いて、正直言って長いキャリアのある芸人さんが出るような場所ではありませんでした。けれども、M-1はキャリアに関係なく、前年出場しなかったり、好成績を残せなかったりした人たちは1回戦から戦うしかないシビアな大会。ハリガネロックは予定の時間に間に合わず、少し遅れての出場でしたが、いつまでたっても会場の空気が温まらない、おそらく1回戦独特の雰囲気の中、きっちり漫才をして2回戦進出を果たしました

他にも、この日は2回戦以降で再び見ることになるコンビが何組かいたのですが、シード組が出場するようになると見劣りする人たちもいたし、逆に1回戦より面白いと感じた人達もいました。前者にあたるコンビの名前は出しませんが、後者の印象を感じたのがサンドウィッチマンでした。1回戦は午前中から日が暮れるまでの長丁場で、全部見ないにしても観客にとってはかなりの持久戦。疲れから眠くなることもあり、もう何が面白いんだか分からないという状況の中で見たせいか、1回戦では特別なインパクトも感じませんでした。でも3回戦で見た時は、ピザ屋さんのネタだったと思うのですが(違ってるかもしれません)、お客さんにも受けていたし、私もずい分印象が違っていて驚きました。やっぱり会場の雰囲気って大事なんだなあと思わされたコンビでした。ちなみに、サンドウィッチマンは10日に行われる準決勝に進んでいます。

2回戦は、前にも書いたとおり、1回戦とは雰囲気もお客さんの数も違って、たぶん出場者にもやりやすい状況だったと思います。それでも 出場者が待ち時間に観客として見ているところは1回戦と変わらず。その中には、テレビや劇場でまめに芸人さんをチェックしている人にとってはお馴染みの人達もいて、入口のドアが開くたびにキョロキョロするお客さんも少なくなかったようです。

そういえば私が見た2回戦では、ちょうどその少し前に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ)の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に出ていた360°モンキーズ(2回戦で敗退)とEE男もエントリーしていて、どちらも「モノマネ選手権」で見せたネタを取り入れた漫才をしていました。EE男の方は3回戦でも見たのですが、やっぱり映画のワンシーンのモノマネをやっていたので、いつもああいうネタを見せているのかもしれません。いずれにしても、あのモノマネを生で見られたのはラッキーでした。

3回戦は運良く東京大阪で観戦。やはり触れなければならないのは、東京と大阪の違いでしょう。

東京と大阪の一番の違いは「会場」です。東京はルミネtheよしもとで、普段から使われている劇場だし、チケットも立見以外は指定だから、開演直前に行けばちゃんと見られます。ところが大阪は、全席自由で入場は整理番号順。場所はNGKスタジオという、テレビなどの収録に使われる(らしい・公式サイトより)貸スタジオで、後ろ半分はイスに座れますが、その座席も4人掛けの長イス前半分は床に座り、休憩があるとは言え、3時間近い舞台を楽とはいえない体勢で見なければなりません。それでも少しでも近くで見ようと、あえて前に行く人たちがたくさんいました。他にも、長イス席の横のスペースにも床座り組のお客さんがいて、後ろには立見の人もいて、立錐の余地もない状況とはまさにこのこと。客層も東京だとお笑い好きの人たちがメインのようですが、大阪はお笑いが身近にあるせいかもっと幅広く、特定の人たちだけが楽しむイベントではないような気がしました。

出場した方々については前にも書いたとおりですが、いつものキャッチーなスタイルを封印する芸人さんもいる中、自分達のやり方を貫いて準決勝に進んだイシバシハザマはちょっとカッコいいなあと思いました。別にいつも通りのスタイルが求められているわけじゃないし、M-1をスタンダードな漫才を見せるチャンスにするのも1つの考えだと思います。だけどイシバシハザマに関しては、何となく「これで行くんだ!」という気持ちが垣間見えたような気がしました。もしかしたら、東京よりオーソドックスなスタイルが多い中で見たせいで、そう思ったのかもしれません。

結局、東京で見た3回戦は3日間のうちで最も合格者が少なく、大阪の方では半数近い18組が次に駒を進めましたが、両者にそれほど大きな力の差はなかったように思います。ただ、やはり漫才への思いや見る人たちの貪欲さには少し違いがあるように感じました。

さて、今週末には東京と大阪でそれぞれ準決勝が行われ、いよいよ決勝に進む8組が決まります。こう書いただけで胸が痛くなるほど緊張しますが、ここまで来るとみんなに頑張ってほしいとしか言いようがありません。M-1生観戦のきっかけになったハリガネロックはもちろん、出場するすべての皆さんに、悔いを残さないような漫才をしてほしいと思います。ああ、生で見たい…。

※追記※

りあるキッズ・安田さんが、自身のブログでM-1決勝でのハリガネロックとの対戦を望む記事を書いています。ちょっと感激したので紹介します。http://mycasty.jp/real_yasuda/html/2005-12/12-03-198635.html

|

« ますだまつりがやってくる! | トップページ | 前説芸のなせる業 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115639/7512420

この記事へのトラックバック一覧です: M-1グランプリ ここまでのおさらい:

» 過去のM-1グランプリ [自己管理的日記]
昨日はM-1のことについて書きましたが、過去のM-1はどんなんだったのだろうかと気になる人もいると思うので以下に記載しておきます。 第5回 M-1グランプリ2005決勝戦進出者 優勝 ブラックマヨネーズ(吉本興業 大阪) 2位  笑い飯(吉本興業 大阪) 3...... [続きを読む]

受信: 2005年12月26日 (月) 23時58分

« ますだまつりがやってくる! | トップページ | 前説芸のなせる業 »