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2005年12月28日 (水)

無我夢中で踊る僕 そうしてまた朝日は昇る

やっと録画していた『M-1グランプリ 2005』敗者復活戦と決勝を見ました。どちらも神宮球場で見た時と多少印象が違うところもありましたが、やっぱり面白かった。今までの大会の中で一番面白かった気がするのは、1回戦から足を運んでいたせいなのかなあ…。というわけで、私なりに敗者復活戦から振り返ってみます。

25日12時から始まった敗者復活戦。昼間は比較的暖かかったのですが、3時半を過ぎた頃から一気に寒さが増し、すべての出場者が終わった頃には底冷えするような状況。見る側も楽ではありませんが、出場した芸人さんたちにとっても難しい条件の中での戦いだったと思います。また今回は屋外ということだけでなく、会場が広くなったことにもやりにくさを感じていた方がいたようです。この敗者復活戦に出場したマラドーナ武智さんは『笑い飯のトランジスタラジオくん』(TBSラジオ)で「後ろのお客さんが笑ってなかった」というようなことを言っていましたが、私も後ろまでちゃんと届いてるのかなあとちょっと心配でした。一応、バックスクリーンに映像が出ていたけど、屋外である上に広い会場だと見る側もよほどでないと集中できない気がします。しかも寒いしね。それと、お客さんが利用する売店やトイレが芸人さんたちの控え室のそばにあるせいで、出場者はネタ合わせもろくにできなかったのだとか。私もトイレに行った時、出場者の方々がフツーにそばを歩いていて、かなりびっくりしましたが、もうちょっと環境を考えてあげたほうが良かったかもしれません。

そんな中での漫才でしたが、決勝に進んだ千鳥は掛け値なしに面白かったし、迫力もあってすごく良かったと思います。M-1の予選を見続けて気づいたのだけど、私の場合「この漫才は行けた!」と思うと、面白いより上の気持ちがこみ上げてくるみたい。麒麟・田村さんの「味の向こう側」じゃないけど、「面白さの向こう側」みたいな感覚が生まれてくるんです。千鳥の漫才の時にも、途中でこの「向こう側」感が湧き上がってきました。後で録画したものを見た時にはあんまり感じなかったので、もしかしたらテレビでは伝わりにくかったかもしれないけど。早い時間の出番だった千鳥を誰かが抜いてくるかなあと思っていましたが、私の中では最後まで一番でした。

残念ながら復活できなかったコンビでは、変ホ長調が印象的。女性のアマチュアコンビですが、どちらも相手の言葉を待って決まったセリフを言うという漫才で、テンポもゆっくりしているのに何だか面白い。『めざましテレビ』(フジテレビ)の大塚アナみたいな穏やかな人と結婚したいという話で「でもすぐ死にはんで」「そこ(が問題)やねん」というやりとりがあるんだけど、あのもったりしたテンポの中だと文字で見る以上に面白くなってしまいます。いろんな変化球の漫才があるけど、ああいうのもアリですね。それから、NSC在籍中のバルチック艦隊が政治ネタっぽい感じで来たのはびっくり。「♪白やぎさんからお手紙ついた~」の『やぎさんゆうびん』の歌詞を少しずつ変えていくんだけど、それが白やぎさんと黒やぎさんの戦争の話になります。そしてひつじへの誤爆があったり、そこから世間の目をそらすために国の英雄を出してきたり、国際社会に支援を訴えたりしたり…。最後は平和のための署名活動をするのですが、その紙をやぎが食べちゃった、という漫才というか、替え歌合戦でした。3回戦でもお坊さんの運動会、という、他のコンビとはちょっと違ったテーマの漫才だったけど、今後どうなるのかちょっと注目してみたいですね。

あとはとろサーモンのスカシ漫才が面白かった。最近のスカシ漫才は、久保田さんがキレて一方的に文句を言うパターンが多かったですが、敗者復活では以前よくやっていた「歯医者の話」みたいな流れの「村田さんの過去の武勇伝の話」。私はこっちのパターンの方がテンポがあって好きです。それから、アップダウンも良かった。ブラックジャックがカッコいいという話から、飛行機で急病人が出た時に医者と名乗り出る様子をやるのですが、ボケの応酬がすごくて面白かった。これが準決勝だったらねぇ…。個人的に推していたハリガネロックは準決勝と同じネタでしたが、残念ながらあの時ほどの強いインパクトは感じませんでした。何が理由なのかは分からないけど。でも最後から2番目の登場ながら、自ら観客を盛り上げての漫才で大健闘していたと思います。

そんなわけで、日もとっぷり暮れた5時ごろに敗者復活戦が終了。決勝まで1時間半あるのだから、自宅に戻ってぬくぬくとテレビ観戦もできたのですが、ここまで来たら最後までいてしまえ!というわけで、会場近くの蕎麦屋で暖まった後、再び神宮球場に戻って敗者復活戦で勝ち残った千鳥が選ばれる瞬間を見届けました。その前には決勝の笑い飯とアジアンの漫才がありましたが、舞台上の敗者復活戦・全出場者が食い入るようにモニターを見ていたのがとても印象的でした。決勝も迫力満点でしたが、この様子も普段はなかなか見られない、すごい光景だったと思います。ちなみに神宮では、笑い飯の漫才の前に東西オタク夢の競演、はりけ~んず・前田さんと天津・向さんによる「萌え~っ!」が球場全体に響き渡ったりもしていました(笑)。

といったところで、決勝の感想に続きます。

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