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2008年4月24日 (木)

だってたのしかったから

しばらくブログが二の次、三の次になっていましたが、ここでは書かずとも、あちこち見に出かけたり、家でテレビを見てニヤニヤしたりする日々は続いていました。なんとなく前に見たものを書いておかないといつまでも心残りになってしまうので、メモみたいな感じでちょっとだけ。

実は、今年は芸人さん周辺のお芝居も見たいと思っている私。先月は2本見ることができました。1つは鈴木おさむさんが作・演出を務めた『尋常人間ZERO』(本多劇場)。今田耕司さんが初めてお芝居に挑戦した作品で、今田さん以外にも芸人さんでは千原ジュニアさん、おぎやはぎの小木さんが出演(出演者はほかに上原歩さん、町田マリーさん、市川しんぺーさん(猫のホテル))。あまり事前情報もないまま向かいましたが、内容はコメディではなくサスペンス。「尋常」と「異常」のはざまを揺れ動くギリギリな人たちが描かれたこの作品には、現実の世界にも通じる場面が出てきたこともあり、見た後に何かひんやりとしたものを感じました。

お芝居は、ある事件を結末から見せるスタイルで、最初からいきなり緊迫した状況。でも話が進むにしたがって「尋常」だったころに戻っていき、その中には思わず笑ってしまう場面もありました。今田さんがサバンナ・高橋さんばりに「ありがとございますっ!」と何度も言ってたのが、何よりいつも見る今田さんっぽくて印象的(笑)。そういうシーンもあるから、なおさら「異常」が際立つんでしょうね。なんだかいつまでもコワさが心に残り、しばらくはテレビで今田さんの姿を見るたび、「この人は楽しそうな顔をしているけど本当は…」と思ってしまうほどでした(苦笑)。

ストーリーも興味深かったし、今までに見たことのない今田さんのシリアスな演技が見られたし、なかなか面白かったです。小木さんの風俗店のオーナーもハマリ役だったと思います。そういえば、開演前と劇中には大好きなスクービードゥ(映画じゃなくてバンドね)の曲が使われていました。

もう1本は『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人~』 (パルコ劇場)。こちらはうってかわって、手放しで笑ったり泣いたりできる、「ザ・エンターテイメント」とでも言うべき内容。Piperの後藤ひろひとさんが書いたお芝居で、出演者には山内圭哉さんも名を連ねていました。

ストーリーは、簡単に言うと、ある病院に入院している意地悪な老人が同じく入院中の少女と触れ合うことで人生を一変させ、その子のために何かしてあげようと立ち上がる、というもの。でも、古びた小さな病院の入院患者は皆、クセがあり、医者や看護婦たちも一筋縄とは行きません。山内さん演じる患者はヤクザっぽい風貌で、抗争に巻き込まれて撃たれて入院している風を装っていたけど、実はそのケガにはもっとほほえましいというか、抗争以上に悲しいというか、そんなエピソードが隠されていました。

ほかにも子役として名を馳せたものの、その後大人として行き場をなくしている俳優や嫌われ者の老人を恐れず、やたらいたずらを仕掛ける謎の患者(演じるのは春風亭昇太さん)といった人たちが登場。今度はこういう患者さんたちが主役のスピンオフもできるんじゃないかと思うぐらい、みんなキャラが立っていました。

また、初めて見た人なら誰もが裏切られ、思わず「さっきの涙を返せ~っ!」と叫びたくなるシーンがあったり、笑いの中にも胸に響くような言葉が隠されていたりと、まさに見どころ満載。お芝居が終わった後には拍手が鳴り止まず、役者さんたちが何度もカーテンコールに出てくるほどでした。秋には『パコと魔法の絵本』というタイトルで映画にもなるそうなので、見に行ったほうがいいですよ。

たまたまチケットを譲られて見に行きましたが、本当にいい物を見せてもらいました。

今月もお芝居を見に行きたかったのだけど、なんやかんやであえなく挫折(涙)。来月はザ・プラン9の本公演を見に行きます。4人になってから見るのは初めてなので、そういう意味でも楽しみです。

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