2017年3月 1日 (水)

ストーリーが見えちゃうほどのネタバレは無しで『T2 トレインスポッティング』の話

本日、『T2 トレインスポッティング』のマスコミ試写に行ってきました。
一言でいえば、大変良かったです!前作で衝撃を受けた人は全員行くべきです!!
…思い切って言い切ってみましたが、どうでしょう?

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前作から21年が過ぎ、あのときアホなことをしていた男の子たちはもはや40代。
ユアン・マクレガーが演じたレントンは46歳(と映画の中で言ってた)で、ロバート・カーライル演じるベグビーに至っては50代じゃないかというオッサンぶり。
ほかにも髪を染めたり、頭髪が薄くなったりと(どっちも髪の毛問題(笑))、あえて年齢を感じさせるところを見せつけてるんだけど、そんなことぐらいで落胆させられることなどない(むしろそれすら必要なものだと感じさせる)魅力的な作品でした。

映画の中には「ジョージ・ベスト」という名前が出てきます。
ジョージ・ベストはサッカー選手で、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し、北アイルランド代表としてもプレーしました。また、そのルックスからアイドル的存在でもあり、たくさんの人たちを魅了したといいます。
全盛期のデビット・ベッカムみたいな感じ、というところでしょうか。
日本の野球選手に例えるなら、王・長嶋ですかね。
要は、「大人になっても少年のころの熱い想いをよみがえらせてくれる存在」というわけです。

40を過ぎてもなお、「オレ的プレミアムデイズ」に戻してくれる人。
何の悩みもなく、自分のことだけ考えていればよかったキラキラした時代。

最近は「年を取る」ことを「年を重ねる」と言ったりしますが、どうあがいても年齢は毎年1歳ずつ確実に取っていくもので、アンチエイジングだなんだといっても、そこにはどうしても抗えないものがあるわけで。
言葉を言い換えたぐらいじゃどうにもなりゃしません。

それから、年を取れば、考えねばならないことも多くなります。
家族のこと、これからのこと…。
心はいつだって昔に戻れるけれど、人生は後戻りできないし、すべきことは確実に増えてくる。
過去のツケが回ってくることもある。
それでもなんとか「人生を選び」、前に進まなければならない。

というわけで、公開前の個人的な感想ではありますが、『T2 トレインスポッティング』は21年という長い年月が経っていることを見せつけ、バカバカしくて自分勝手だった4人を通して、「年を取るということ」をじんわり感じさせる映画という気がしました。

…冷静に考えると身につまされるけど、そこは『トレインスポッティング』だからねー。
クレイジーなシーンが満載だし、映像もいいんだよねー。
前作と比べたら、明らかにお金かかってる感があって、でも舞台は相変わらずのスコットランドという相反する感じもまたいい。

てことで、『T2 トレインスポッティング』は4月8日公開です。

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2017年2月23日 (木)

久しぶりの更新は、映画『彼らが本気で編むときは、』取材の話など

いったんは「もう更新されないと思います」と言ってしまった当ブログですが、また思いつきで書いていこうかな、などと思っております。

先日、『彼らが本気で編むときは、』でメガホンをとった荻上直子監督にインタビューをしました。

「偏見をなくそう」という映画じゃない/『彼らが本気で編むときは、』荻上直子監督インタビュー | FILMAGA(フィルマガ)
https://filmaga.filmarks.com/articles/1073

今週末の公開なので、WEBをはじめ、雑誌やテレビなど、さまざまな媒体が監督や出演者の生田斗真さん、桐谷健太さんのインタビューを掲載・放送しています。

実は私、この作品は、本編を見る前に「完成披露試写会」の取材に行っていました。
そのとき、監督や出演者の皆さんの言葉から感じたのは、「ヤバい作品が来ちゃったよーっ!」でした。
なんというか、登壇している皆さんの一言一言に、「みんなが本気になり、一丸となって作った意欲作です」という想いを感じてしまったのです。

これはヤバい。試写では泣くことも覚悟しておかねばならんな。

そして後日、マスコミ試写に行ったわけですが、案の定、ほぼ号泣状態。
本編を見ながら3回泣き、さらに宣伝担当の方と話をしている最中にも思い出し泣きをしてしまうという、感動ハンパねぇし、もうこの作品が今年のベストワンでいいです、ホントに最高でした、ブラボー…と、どれだけ言葉を並べても追いつかないぐらい、とにかく「この作品のためなら何でもできる」というカラダになってしまいました(笑)。

で、荻上監督にインタビューをし、それが記事として掲載になったわけですが。

いくつかほかの記事も拝見したのですが、私がインタビューした感じとはちょっと違うなあ…というものが多いように思いました。
私は監督の想いをわりとダイレクトに聞けたのかなあ…みたいな。
それは、ほかの記事より私が書いたほうが優れているとか、そういうことではなく、あくまでも個人の純粋な印象です。
あと、媒体ごとにカラーがあるので、「こういう感じのことを聞いてまとめてください」みたいな指示が出ている場合もあり、ライターさんだけの想いを通すことができないこともあると思います。

正直、タイトルは直されるかな、と思っていたのですが、私の案がそのまま通り、「あ、いいんだ」とホッとしました。
それと、今まで「癒し系」だの「スローライフ」だのという言葉がついて回ることに抵抗していたこととか、とは言え、荻上作品の中に脈々と流れ続けているものがあるとか、その辺がうかがえたのはちょっとうれしかったな、と思います。

だけど、聞きそびれたなー、と思っていることがひとつ。
荻上監督の作品は「モノ」すら何かを語ってるんですよね。
例えば、食卓の上に残されたマグカップとか、ゴミ箱の中にたまってる、おにぎりをくるんでたビニール袋とか。
その様子が見る人にいろいろなことを想像させ、いろいろな感情を抱かせるんです。
物言わぬ「モノ」たちの雄弁さ、そして『彼らが本気で編むときは、』では、究極の「モノ」が登場し、見事な余韻を残すわけですよ!!!!そして、アタシは大号泣したわけですよ!!!!!!
ネタバレになるから言わないけど。

そんなこんなで、『彼らが本気で編むときは、』は、2月25日から全国ロードショーです。
よろしければ、インタビュー記事もご覧くださいませませ。

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