2007年2月27日 (火)

You, tough boy(その1)

もう10日も前のことなので、こっそりアップ…。というわけで、『R-1』決勝について。

『R-1ぐらんぷり 2007』(フジテレビ)

なだぎ武さんの優勝で終わった今年の『R-1』。個人的には今年は、正直、あまり夢中になれませんでしたが(苦笑)、決勝は決選投票という初めての出来事もあいまって、ようやく楽しく見られたような気がしました。

出演順に振り返ると、トップバッターの土肥ポン太さんは和風ダイニングバー店長「カッコだ・つけお」のコント。ビニール袋をかぶって出てくるところや、物を使ってボケるネタは今までの集大成(笑)という感じがしました。今までと見せ方が違うせいか ちょっと新鮮。モノボケとかダジャレとか細かいところも凝ってたし、話の筋もうまい具合にできてて、予想以上に面白かったです。『ヨシモト無限大』(ファンダンゴTV)では「出番前に審査員が声をかけてくれたのは ひいきされてるからだと思って、全然緊張しなかった」と言い、MCのブラックマヨネーズに「そんな賞レースはありません」とたしなめられていましたが、思い込みも自信につながるんですね~(笑)。順位は4位でした。

次はチュートリアル・徳井さん。外国人落語家・ヨギータの漫談ですが、私の一番のツボは本題に入る前に律儀に羽織を脱ぐところ(笑)。しゃべってる内容は下ネタもあるし、オチの面白さをわざわざ説明したり、話す前に笑っちゃったりと掟破りの連発ですが、羽織のくだりで一応師匠についてた雰囲気が垣間見えます(苦笑)。今回も「外国人だから許される」ような話で面白かったですが、優勝を争うことになるとはビックリ。『横丁へよ~こちょ!』や『笑金』のおかげで見る側も笑いどころを心得ていたような気がします。ちなみに、審査員の高田純次さんの人を食ったようなコメントは、ヨギータを上回る勢いだったかも(笑)。

続いては大輪教授。決勝進出者が決まったときに「一歩間違えると感心して終わりそうでもあるけど、どうもそうはならないみたいです」と書きましたが、この日は感心したところで止まってしまった様子。並び順も影響したのか、見ていても淡白な印象は否めなかった気がします。ネタ自体は予選と同じでしたが、もっと「えなりくん」をたたみかけるとか、グイグイ突っ走る感じだったらどうなんでしょうね。お客さんを置いていくぐらいの勢いで。単なるシロート考えですけどね。ともあれ、順位は8位でした。

4番手は友近さん。僅差とは言え、5位という成績で、思ったより上に行けなかったなあという気がしました。「西尾一男」さんがピザ屋さんで注文を受けるコントは、私はすごく面白かったです。「ノート」を「帳面」、「キーボード」を「鍵盤」などと言い換えるところは、ともすれば狙い過ぎてる感じでうっとおしくなることもありますが、おっさん臭さの演出はこれだけにとどまらず。電話を受けるだけなのにおせっかいなことを言ったり、要らない話をしたりと細部も ぬかりがありません。ここまで来ると誰かが採点したり、批評したりというのは必要なさそうな気もしますけどね。優勝はできませんでしたが、ご本人はこのキャラで賞レースに出られたことがうれしかったみたいです。

その2に続きます。

※追記※
東京予選・2回戦の感想コチラ準決勝の感想コチラ決勝に向けたまとめコチラです。ちなみにコレ番外編

■『たよりがないのは いいたより』では、3月18日にオフ会的お楽しみ会『おしゃべり いいたより』を開催します!『R-1』について思いっきり語りたい方も、誰かと思い出し笑いしたい方も是非どうぞ。詳細はコチラ

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You, tough boy(その2)

その1からの続きです。

5番目はウメさん。東京での予選同様、「紙コント 悪者」のフリップネタでした。司会の雨上がり決死隊や審査員のダンカンさんの話を聞くと、じわっとした面白さは伝わったみたいですが、私は予選で見た時の方が良かった感じがしました。それは少し見慣れたせいとか、大阪予選を勝ち抜いた4人のキャラの濃さとかもあったかもしれません。絵とストーリーとアイデアとしゃべり方のあわせ技で、結構インパクトはあるんですけどね。結果は6位と1点差の7位でしたが、これからもじんわりと面白いネタを見せて欲しいと思います。

次はやまもとまさみさん。ネタは準決勝でやった「全身に油性ペンで落書きされる教師」でした。顔中落書きだらけで、しゃべる前から面白い風になっていますが、途中で絵にツッコミを入れ、そのうえノリツッコミまでして見せ、さらに落書きが全身に及んでいることが分かり…といったいどこまで行くのかと思わせるこの感じ。いいバカバカしさですね(笑)。しかも賞レースでねぇ…。やまもとさんのネタってそれほどたくさん見たことがありませんが、なかなか濃いキャラのコントをされてるようなので、今後少し気をつけて見たいと思います。順位は6位でした。

7番目はバカリズムさん。去年は「トツギーノ」で話題になってCMにも出ましたが、今年は「歴史をイニシャルトーク風に教える教師のネタ」。準決勝でやったときもかなり受けていたし、よく間違えずに言えるなあと思います。「ダッシュ」が「D(ディ)ッシュ」になるところは面白いけど、正直私は言われているほどの感想はもてなかったみたい。すごく新しいアイデアとは思えなかったからかなあ…。結果は去年より1つ順位を上げて3位という成績で、本心かどうかはともかく、決勝進出が決まった後のご本人の希望通り。でもここまで来たら、やっぱり優勝したいですよね。

最後は なだぎさん。エグザイルのオーディションを受けるのはディランでしたか~。こちらもヨギータ同様、見慣れたキャラでしたが、キャサリンなしでやりたい放題のディランはあまり目にすることがなかったかも。吹替版っぽい言い回しや言葉選びもお見事ですが、今回はなだぎさんならではの動きや表情の面白さも十二分に生かしていたと思います。特にダンスをするところは秀逸。迷いゼロだもの。曲のチョイスもなぜ?(笑)という感じで、大変よろしゅうございました。

以前、2005年の『オールザッツ漫才』を見る機会があり、そのときにちょうど なだぎさんがディランキャラで出ていたのを発見。HGさんがブレイクしたので、それに続くキャラクターを探せ!というコーナーだったのですが、今とは若干違ってて、声も吹替版の声優・小杉十郎太さんというより、佐野元春さんっぽい感じ…。それでもクールなしゃべり方とドラマの設定にどっぷりつかって話を進めるあたりがウケて優勝したわけですが、実はこれがディランの始まりだったんだそうです。それからわずか1年余りで今のキャラが出来上がり、同じアメリカ人キャラのキャプテン☆ボンバーともいいからみができるようになり(笑)、そのうえ『R-1』まで獲ってしまうとはねぇ…。すごいことだ。おめでとうございました。しかし、これで なだぎさんもどこかの番組のひな壇に座ったり、トークをしたりするんでしょうかねぇ…。不思議な感じもしますけど。

あとはネタとは関係ありませんが、CM前のカットで友近さん&土肥さん、友近さん&徳井さんの顔を作った2ショットが見られて ほっこり。楽屋は他の出場者とワイワイやる雰囲気じゃなかったようですが、なんかね、仲良しな人たちの楽しげな様子が見られてちょっとうれしかったです。

これで『M-1』が始まるまで、賞レース追っかけはおしまい。『R-1』は『M-1』からの熱いテンションで見てしまうけど、きっと別物と考えた方がいいんでしょうね。今年の様子を見て、何となくそんなことを感じました。さて、あとは何も考えずにライブを楽しもうっと。

※追記※
東京予選・2回戦の感想コチラ準決勝の感想コチラ決勝に向けたまとめコチラです。ちなみにコレ番外編

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2007年2月18日 (日)

べきかな? べきだよ!

今日は『R-1』決勝ですね~。先週準決勝が終わったばっかりでねぇ。先週と言えば、大阪での準決勝が行われた11日は、会場の隣のスタジオに2回戦までで敗退した出場者とセミファイナリストがつどっていました。というわけで、その番組『ヨシモト∞(無限大)』について。

『ヨシモト∞』(ファンダンゴTV)

『M-1』のときもセミファイナリスト大集合の企画をやっていましたが、今回は『R-1ぐらんぷり』出場者が登場。でも、『M-1』と違って開始時間が遅いため、前半は「R-1次世代キャラクターショー」として、1回戦・2回戦であえなく散った人たちが10人が出演しました。

中でも私がハートをわしづかみにされたのは、ヤマダ電機・市川さん。普段は男と女という漫才コンビで活動しています。実は市川さんはヤマダ電機が大好きで、週に3回はお店に出向くのだとか。『R-1』ではスーツにはっぴ姿でヤマダ電機の店員になりきり、いかに安く売っているかを語るネタをしたのですが、これが強力。番組では あるパソコンがメーカー小売価格に対してヤマダはいくらで売ってるかを説明。お客さんに値段を当てさせようとするんだけど、ちょっと高いと「あ、それコジマさんですわ」(苦笑)。で、これを当てるヒントは「ヤマダ電機は安くてシャレならん」(笑)。こうして最後は「結局ヤマダやん」と思わせたいんだそうです。

もうね、芸人さんのネタだと分からなければ、完璧なセールストーク。特にオチがあるわけじゃなく、いわゆるミニコントを見ているような感じで、ヤマダ電機を愛してることがよく分かりました(笑)。漫才のときは相方のほうが目立つ感じですが、芸能レポーターの井上コーゾーさん似とヤマダ電機の2つのキャラがあれば、主導権も握れるんじゃないでしょーか。ああ、クセになるわ~、ヤマダ電機。まだ笑えるもの。

もう1人は、去年の『オールザッツ漫才』でも登場した、ギャロップ・毛利さんのDJケリー。ネタは谷村シンジさんのモノマネです。しかも、最近の谷村さんというよりアリス時代の雰囲気で(苦笑)。キャップもかぶってるしね。谷村さんがラジオのDJをやってる設定で、リスナーの質問に答えるんだけど、回答の語尾はすべて「とぉー」。谷村モノマネの定番「ありがとぉー」に絡めてるわけですね。だから誕生日の人には「おめでとぉー」、朝に食べる物は「水戸納豆ぉー」、昼に食べるのは「お弁当ぉー」、行きたい場所は「エジプトぉー」「ピラミッドぉー」があるからだそうです(笑)。でも気になるアーチストを聞かれると「いません」(苦笑)。これで「とぉー」シリーズは終わりかと思いきや、好きな人の存在は「ノーコメントぉー」。いいねぇ、こんなの。

しかし、DJケリーはこれだけでは終わりません。彼のすごさは谷村さんの趣味まで調べ上げていること。ビニ本収集家として知られる谷村さんのエピソードも盛り込み、それについて熱く語る場面も出てきます(笑)。他の谷村モノマネとは一線を画す感じですね。ちなみに、DJケリーではセロテープで鼻を上向きにしていますが、どうやらもともとのお顔もあまり変わらないようで(苦笑)。この状態でフィギュアスケートのスグリ選手の顔マネもできるようです。今日は『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)にもギャロップとして出演するようですが、ケリーを推すのか、相方の頭髪の悩みを推すのか(笑)。ちょっと見逃せませんね。

後半は準決勝の出番前や出番を終えた出場者が出ていましたが、話題のムーディ勝山さん「2日前から後頭部に違和感がある男の歌」を披露。この歌は「妙に頭が痛いけど、今まで大病をしたことないからきっと大丈夫」という歌詞でした(苦笑)。あ、メロディーはいつものヤツで。一時はこの番組のレギュラーみたいな扱いだったので、古巣でサービスというところでしょうか。こちらも『爆笑レッドカーペット』にお出になるようで、さらに旋風を巻き起こすことになるのかな?

あとは若井おさむさんとシャアのモノマネをする素人さん、さらにガンダム講談をする旭堂南半球さんのガンダムそろい踏みがあったり、それに反応する萌え漫談の天津・向さんとまだNSC生ながら準決勝に進んだガンダムオタク・山口了さんの図が見られたり、ランディーズ・中川さん扮する中川春団次やチュートリアル・徳井さんのヨギータがちょっとだけ出てきたり。ブラックマヨネーズ・吉田さんのモノマネをするコアファイター西井さんもすごかったね。というわけで、なかなかの濃い内容でしたが、どうやら『GyaO』でも配信が始まってるようです(⇒コチラ)。これはお勧め。見とくべきですよ、たぶん。

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2007年2月13日 (火)

だからもう いろんなシューズ履いてみる

すでにご存知のように、『R-1ぐらんぷり』の決勝進出者が発表になりました。選ばれたのは出演順に以下のとおりです。

土肥ポン太(吉本興業 大阪)
徳井義実(吉本興業 大阪)
大輪教授(ケイダッシュステージ)
友近(吉本興業 東京)
ウメ(ソニーミュージックアーティスツ)
やまもとまさみ(マセキ芸能社)
バカリズム(マセキ芸能社)
なだぎ武(吉本興業 大阪)

全体としては、何かしら新しいアイデアを持った人たちが選ばれたのかなあという気がします。予選中に続いていた、もや~っとした感じがすっきり整理されたようなイメージ。というわけで、この8名について書いてみたいと思います。ただし大阪予選は全然見てないので、今までに見たネタやお馴染み独自の関西コネクション(苦笑)からの情報をもとに想像力を膨らませてみます。

トップバッターは八百屋の社長兼芸人の土肥ポン太さん準決勝@東京の感想を書いたとき、「勝ち上がったらどうなるのかな~」とは書いたけど、本当にそうなるとは。準決勝は「カッコだつけお」のコントだったようですが、あのやりきったもん勝ちみたいなネタは大好きです。和風ダイニングの経営者だったり、ホストだったりするんだけど、その立ち居振る舞いがいちいち ええかっこしいで本当にうっとおしい(笑)。なのに、何だか憎めないキャラで。土肥さんの場合はネタの後のコメントもかなり気になりますね(笑)。最近、近くにスーパーができて、八百屋の経営も厳しいようなので、是非頑張ってほしいものです。

2番手は去年の『M-1』チャンプのチュートリアル・徳井さんヨギータなんてテレビじゃ絶対NGだと思ってたけど、『横丁へよ~こちょ!』(ABC・スカイA)でサブキャラとしてすっかり定着し、全国的にも『笑金』で知られるようになり、さらに『R-1』決勝にまで進出…。すごいことです。まあね、一番問題になりそうなところは落としてますからね。とは言え、18日の本番はえげつない性欲をどのぐらいまで見せちゃうのか気になるところ(苦笑)。テレビ用にセーブするんでしょうか?審査員の高田純次さんあたりには好かれそうな気もするけど どうかな~?

濃いめのキャラクター祭りに続いて登場するのは、東京予選を勝ち抜いた大輪教授。2回戦と準決勝では、いろんな人を素因数分解するネタをしてました。野球選手とかサザエさんとか。素因数分解によって元になる数字がどんな数字でできているのかが分かるように、野球選手やサザエさんもどんな要素でできているのかを割り出すことができる、という「教授」という名にふさわしいネタでした。サザエさんならパーマとおっちょこちょいと…とか。一歩間違えると感心して終わりそうでもあるけど、どうもそうはならないみたいです。個人的にはもっと意表をついてくれたらうれしいけど。

この後が第1回から決勝に進んでいる友近さん。プライベートな話題で『R-1』の目玉になってるようですが、ついでに優勝までいけたらいいですよね。私は友近さんのコントはどんなものだろうと無条件に好きなので、ニュートラルな見方が一切できませんが(笑)、ツボにはまらなければ自己満足とも取られるのかなあという気もします。準決勝はガサツなおっさん「西尾一男」が登場したようですが、もう104は辞めたんですね(苦笑)。女性なのにおっさんコントもできちゃうところがまたすごいわけですが、決勝ではどのネタを持ってくるのやら。『R-1』とか関係なく、フツーに楽しみです。

5番目も女性出場者で、フリップネタのウメさん去年の予選で初めて見て、めっちゃくちゃ面白いと思ったんですが、今年は決勝進出ですか。ウメさんのネタは、ヘタウマな絵と頼りなさげで訛りの抜けないしゃべり方もあいまって、ちょっと目が離せない感じ。しかも、同じ絵を順番に使ってるのにいろんなストーリーを仕上げちゃうあたりはタダモノじゃないでしょう。準決勝もすごく面白かったし。そんなにたくさんネタを見てませんが、私が見た限りでは、去年のバカリズムさんをしのぐ感じじゃないかと思います。『オンエアバトル』にも出て舞台慣れしてるようですし、ハマれば相当いい線行くんじゃないでしょうか。

東京予選からの進出者は続き、6番目に出てくるのはやまもとまさみさん。以前、『やりすぎコージー』(テレビ東京)で今田さんの気になる芸人さんとして出演してたけど、あのときは女王様が地図を辱めるネタをしてましたね。今回の予選も全身に油性ペンで落書きされる教師や男性店員をネチネチ怒るゲイの店長と、かなりのアナーキーさが垣間見える感じ。とても一筋縄ではいかない芸風のようですが、決勝は何を見せてくれるんでしょうね。晴れやかな舞台より薄暗い場所の方が輝きそうな雰囲気でもありますが(笑)、いろいろ期待して見たいと思います。

7番目はバカリズムさん前回に続いての決勝進出です。去年はフリップを使った「トツギーノ」でしたが、今年の準決勝では仮面をかぶり、歴史をイニシャルトーク風に教える教師のネタをしてました。フットボールアワーのトークショーの司会をしたいネタを思い出したりもしたけど、アレとはまた違うようで。「本能寺の変」は「本能寺のH」になるらしいです(苦笑)。個人的には「トツギーノ」の方がインパクトがあって面白かった気もしますが、全体としてはナイスアイデアなネタだったかもしれません。決勝では濃いキャラクターに はさまれてますが、これがどう影響するでしょうか。

最後は徳井さん同様、去年の『M-1』でも決勝に残ったザ・プラン9のなだぎ武さん。個人としても芸達者なプラン9から誰か上がってくるかな~と思っていたけど、なだぎさんでしたか。2回戦も準決勝もエグザイルのオーディションの設定だったようですが、準決勝は ついにディランが登場したそうで。中年紳士・トミヨシさんのパターンも好きですけどね。どちらにしても、なだぎさん独特の動きと表情は相当ツボです。友近さんとのあーだこーだばかりが話題になっていますが、それを抜きにしても充分決勝に出られるぐらいの面白さがあると思います。ただ、もう実家は出たほうが良さそうですけども(苦笑)。

てなわけで、どうやら決勝は楽しみなメンバーがそろったようです。選び方に関してはいろいろご意見もあるようですし、多くの人たちが思っていることも否めないのかもしれませんが、東京予選は順当だった気がします。あべこうじさん去年の決勝よりは ちょっと弱かった気がしたしなあ…。面白かったんですよ、もちろん。今年みたいに「チャンスをつかみたい人」のオンパレードな予選だったからこそ、ああいう正統派っぽい芸人さんに決勝に残って欲しい気もしたんですけどね。来年また奮起して挑戦して欲しいものです。

さあて、今年は誰が優勝するんでしょうね。18日を楽しみにしたいと思います。

※追記※
東京予選・2回戦の感想コチラ準決勝の感想コチラです。

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2007年2月11日 (日)

カラ元気もフル回転

昨日、『R-1ぐらんぷり』準決勝@東京を見てきましたので、その感想をざっくりと。

『R-1ぐらんぷり 準決勝』(ルミネtheよしもと)

昨日の出場者数は33人。全部で2時間半ぐらいでしたが、時間はあっという間に過ぎ…という感じでした。それなりの実力を持った人たちが勝ちあがっているせいもあるのかもしれませんが、正直言って物足りなさのようなものも感じました。

手を変え品を変えの「あるあるネタ」とか、すべることが前提でそこに自虐的なツッコミを入れる漫談とか、なんつーか『エンタ』を見ているような気になった時間もかなり。それはそれで面白いのだけど、目新しさとかはじけたところがあまりなくて、「もうちょっと他のパターンもあるんじゃないのかなあ…」と思ったりしました。ごめんね、ナマイキで。あとは、他の芸人さんとかぶってませんか?という芸風の人もいた気がするんですが、ああいうのってどう評価されるんでしょうねぇ…。「ポスト××」みたいな感じでアリということになるのかな?まあ、意外といろんなことを考えながら見ちゃった準決勝でした。

そんな中でも、フリップを使ったウメさんCOWCOW・山田よしさんのネタは面白かったです。ウメさんのほうは「紙コント・悪者」というネタなんだけど、同じ絵でいろんなストーリーを作って見せてくれて、そのどれもが面白い。描いた絵を全部使わず、途中で終わったり、順番を逆にして始めたりもして、アイデアも面白いなあと思いました。よしさんは去年と同じ『北の国から』の黒板吾郎が英会話講師になるネタ。でも、今回は単語だけじゃなく、「××はありますか?」「いいえ、××はありません」という文章を作り、ドラマの舞台の田舎ぶりを表現してました。セブンイレブンはないけど、ポプラがある、とかね。でも、ヒステリックグラマーはあるらしいです(笑)。途中に熊の通り道があるらしいけど。このヒスのくだりや「中ちゃん」「純」といった言葉が後まで効いてくる仕上がりになってて、去年以上に面白かったです。

あとは、ポテト少年団・菊池さん「受験勉強が実生活で役に立たない」と怒るネタも結構好き。グルメ番組でよく出てくる言葉の使い方が分からない、と言うんだけど、野菜やお米では「甘い」がほめ言葉になってるのに、本来甘いはずのスイーツだと「甘くない」が良しとされるのはどういうことだ!といったような話で。ポテト少年団の漫才でもやってる、「梨みたい」とか「りんごみたい」といった言葉についても「じゃあ梨を食え!」と怒り心頭のご様子でした(笑)。名刀長塚さんも学生コントだったけど、あのオーソドックス感は何なんでしょう?見てるとだんだんツボにはまって面白くなっていきますね(笑)。

それから、並び順で損だったかも、という人もいて、小道具を使ったダジャレの末高斗夢さんの後に、同じくダジャレネタで登場した冷蔵庫マンさんは「やってくれるじゃねえか、吉本興業さんっ!」と言いながらもめげずに頑張っておられました。ただ、去年とほぼ同じネタだったような…。エアギターで一躍有名になったダイノジ・おおちさんは いろんなことを「エア」でやってたけど、その前の佐久間一行さんも何もない状態なのに何かがあるようなテイでやる1人コントなので、「エア」のスペシャル感があまり伝わらず…。おおちさんもバッファローと戦ったりして荒唐無稽な感じにしてたけど、佐久間さんがすごい方法でお城の女王様を助けちゃったらどうしようもないですわな(笑)。

というわけで、誰が決勝に進むのかはまるで分かりません。審査員の許容範囲がどのぐらいなのかとか、テレビ的にアリかナシかというところもあるかもしれないし。今日の大阪準決勝は、さながらキャラクター祭りなのかしら?なんて思っていますが、どうなるでしょうねぇ。去年の『M-1』チャンプとか、ケンドーコバヤシさんの元相方とか、最近話題のムーディとか、去年の決勝進出者とか、そんなところもフツーに気になりますが、個人的には土肥ポン太さんは勝ち上がったらどうなるのかな~なんて思ったりしてます。うっふっふ。決勝進出者の発表は明日だそうです。

※追記※
東京予選・2回戦の感想コチラ決勝進出者に関する記事コチラです。

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2007年2月 6日 (火)

ときめきと戸惑いを その胸にしのばせて

う~ん、そうだったかなあ…と思いつつ、『R-1ぐらんぷり 2回戦』@東京について。

『R-1ぐらんぷり 2回戦』(ラフォーレ原宿)

3日と4日の2日間に渡って行われた東京2回戦。どちらも半分ぐらいしか見られなかった上に、準決勝進出者も3分の1ぐらいしか見てないという状況なのですが、ざっくり感想を書いてみたいと思います。

全体としては、「マニアックモノマネ」をやる人がかなりいた気がします。似てる・似てないより、目のつけどころが大事だったりするネタですが、ただ重箱の隅を突くだけとか、モノマネを羅列するだけでは面白くならないみたい。その点、マニアックモノマネのきっかけとなった『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の常連で、釣り師や鷹匠のモノマネをするくじらさんは見せ方も含めて面白かったです。去年の『R-1』でも「今のは××さんというより、○○さんでしたね」とさらに細かいところをつくコメントで笑いを誘っていましたが、今年もそんな感じ。準決勝にも駒を進めました。逆にかつて「細かすぎて~」に貴乃花親方のマネでよく出ていた木村晃健さんは、ちょっと行き過ぎてしまったかも。いつの間にかプロになられたようで、貴乃花親方だけでなく他の力士のモノマネをしたり、まわし姿でモー娘。の曲に合わせて踊ったりしてたけど、個人的には前の方が好きでした。プロとしてはいろいろやらなきゃいけないんでしょうけどね。この日は他にさらにマニアックな力士モノマネをした人がいたので、そんなところも不運だったかもしれません。

モノマネと言えば、マニアックな方ではなく普通のモノマネで登場した桜井ちひろさんは、見せ方がとても上手で面白かったです。『アルプスの少女ハイジ』の設定で、ハイジから『家政婦は見た!』の市原エツコさんやかつみ・さゆりのさゆりさんになり、のび太が出てきたかと思えばしずかちゃんも出てくるし、最後は倖田クミさんまで。これがちゃんとストーリーにのっとっているので、ただ「似てる~」と感心するだけでは終わりませんでした。これで見事2回戦を突破。次も楽しみです。

他に多かったのは漫談スタイルでしょうか。カナリア・安達さんのフリップを使った英会話講師ネタは、相撲のことを「下着的なものを引っ張る」みたいな感じで説明するあたりがツボ。声の感じのせいもあると思いますが、宮崎吐夢さんのペリーみたいで、そんなところも含めてニヤけてました。バッドボーイズ・清人さんの幸せになるフレーズを言うヘタウマなラップも その空気感がね~、なかなか捨てがたい。それとはおそらく対極にあるであろう、ハリウッドザコシショウのキン肉マン漫談も『キン肉マン』をほとんど知らないにもかかわらず、笑わされてしまいました。しかもかなり。こんな人が合格したらいいなあと思っていましたが、結果は3人とも2回戦敗退でした。残念。

意外と少なかった気がしたのは1人コント。その中ではハローバイバイ・金成さんの食品工場の裏側を赤裸々に描いた(笑)コントは、かなり好きでした。ちくわとかシューマイとか小籠包を作る仕事を新しく来た人に説明するのですが、シューマイのグリーンピースは人が一回転しながら置いてたり、ちくわは口で吸って筒に入れてたり(苦笑)。面白かったし、お客さんのウケもよかったんですが、ここで敗退となりました。同じく2回戦敗退の中では、よろこんで佐藤さんの日本についてのレクチャーネタもなかなか。「お風呂のいただき方」を教えていたのに、「入るときには『絶対押すなよ』と言う」とか、押された後で「『殺す気か!』と叫ぶ」とか、どうも日本流というよりダチョウ流でした(笑)。逆に合格した方では、やまもとまさみさんのゲイの店長ネタが面白かったです。アルバイト募集広告の間違いをねちねち言うコントで、テレビでも見たことがあったけど改めて笑っちゃいました。同じく合格者のジャリズム・渡辺さんもベリーグッドマン。亡くなったコスプレ友達にお葬式でいろんなコスプレ写真を見せるのだけど、それが透明の包みにくるまって「ハッピーターン」とか茶色の全身タイツで縛られて「チャーシュー」とか、そんな感じ。あれはいいですな。ただ、ルミネでやっても後ろまで見えるんだろうか…。

他には、ユウキロックさんの落語風漫談はいいと思ったんだけどなあ。ダジャレとか、おかんのしょうもない話とかの小ネタ集っぽい感じで、笑いが少ないとお客さんに銃を向ける脅迫小噺(笑)。話の内容は、何となく師匠の小噺みたいな雰囲気で面白かったです。落語といえば2回戦1日目は本物の落語家さんも出場していました。それが春風亭栄助さん。扇子の使い方とか、1人で2役も3役もやる落語の面白さとか、「落語のイロハ」を教えるみたいなネタをしていましたが、笑えるというより興味深い方の面白さが強かったように思います。

というわけで、2日間の合格者の数は32人。3分の2は元々ピンで活躍している芸人さんです。去年の博多華丸さんの影響もあるのか、普段は相方と一緒に舞台を踏んでいる人たちのエントリーも多かったわけですが、やはり1人となると勝手が違うのかもしれません。今はとりあえず何でもやってみることがチャンスにつながるみたいなので、チャレンジするのはいいことだと思います。でも正直、2回戦を全部見るのはかなりつらい修行という気がしました(苦笑)。『M-1』ともまた違う感じで。半分でも相当なものがあったしなあ。ま、準決勝はもう少し楽しめるでしょう。期待しつつ見に行ってきます。

※追記※
東京予選・準決勝の感想コチラ決勝進出者に関する記事コチラです。

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